イヌの飼育ケージの特徴と問題点

弘前大・医・動物実験施設      
福士和男、斎藤正市、石田邦夫、八木沢誠


 平成7年度に設備更新費がついたため、オートクレーブの更新、イヌ、ウサギのケージの更新がされた。このケージは、国際的にも十分通用する広さがあり、動物にとっても快適な生活空間を与えていると思われる。 
 ここではイヌの飼育を古いケージと新しいケージでの比較を行い、新しいケージの特徴と、約2年間使用してきて持ち上がってきた問題点を述べます。


ケージの比較
      旧ケージ 新ケージ
サイズ 70×70×70 200×150×90
ケージ床 丸棒,格子状 平板,網目状
給水ノズル 後面 前面
自動給餌器 無し 可能

特徴
  1. ケージが広くなったため、運動が活発
  2. 床が網目状になったので、体が安定
  3. 給水ノズルが前面にあるため、教えやすい
  4. フラッシング機能がついたため、新鮮な飲料水を供給
問題点
  1. 動作が活発になり、とびらを外す。
  2. 自動給餌瓦器への配線を咬みきる。
  3. 飛びはねて床のスノコがまかり外れる。

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