御所野学院中学校の入学式に参加して

交通安全御所野支部副支部長 松田幸久

 4月9日(火)に御所野学院中学校の入学式に参加した。今年度の新入生は102人で 全校生が昨年より25人増え330人となったため1クラス増設して全学で13クラスにしたとのこと。少子化の時代 に嬉しい限りである。余談だが、団塊の世代の私の中学校は1学年が15クラスで1クラス50人を越えていた。

 ところで御所野小学校の卒業生は99人であるから御所野地区以外からも何人か入学したようである。 御所野学院の吹奏楽部に憧れての入学かもしれない。 学校に魅力があれば学区外からの入学生も増えるであろう。


 入学式では沓澤新校長の式辞で次の言葉が印象に残った。「君達には無限の可能性がある。 君達が何かを望み、それを叶えたいなら4Cを実践することである」。4Cとはウオルト・ディズニーが語ったCuriosity(好奇心)、 Confidence(自信)、 Courage(勇気)、 Continuation(継続)である。


 さて私の専門となるが、動物には食欲と性欲の2大欲求がある。人間にはさらに学習欲という3大目の欲求がある という。火をおこすこと、道具を使うこと、そして言葉を話し文字を書くことを学んだ。それが人類の繁栄へと繋がっている。 新入生の中には既に学ぶことの楽しさに目覚めた人もいると思うが、授業中に学習欲よりも睡眠欲がまさることもあるかもしれない。 それには教える側の工夫も必要であろう。


 私は3年目の浪人のとき東京の予備校で学ぶことの楽しさを知った。 特に生物と世界史の授業は面白かった。それがきっかけで将来の職業へと繋がった。勉強にあまり興味のない人は いろいろなことに挑戦してみるのもよい。一つのことで4Cを実践すれば大谷翔平選手のような世界的スーパースター になれるかもしれない。

 来賓控室へ案内してくれた3年生の女子に聞いたところ来年は御所野学院高等学校ではなく 他の高校へ行くそうである。自分の夢を叶えるためにそれもまた良しである。ただ御所野学院は秋田市が最初の中高一貫 として発足させた学校である。学業でもクラブ活動でも御所野学院の魅力を存分に発揮し、他学区からの入学生が今後も増える ことを期待する。それには郷土学をはじめ地域の人々の貢献も多いに必要であると考える。



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