動物福祉と動物実験に関係する英国の法律
- 動物福祉に対する英国民の関心には長い歴史がある.
- 1822年 Martin's Act(主に牛や馬の虐待に対する規制)
- 1835年 Martin's Act(家畜を含むように修正)
- 1876年 Cruelty to Animal Act(動物実験を規制)
- 1986年 Animal (Scientific Procedures) Act(痛みや実験についての定義を明確化)
- 動物虐待防止法(1876年)は児童虐待防止法(1889年)よりも67年も早くに制定された.
- 動物虐待防止協会(RSPCA)は英国王室のお墨付きであるRoyalを冠しているが、児童虐待防止協会にはRoyalのお墨付きがない.
- 動物虐待防止法制定以後、1)動物保護全般、2)試験・研究における動物使用、3)野生生物の保護、4)畜産動物の保護、5)コンパニオンアニマルに関して65以上の法律や規則が制定されている.
- このように、英国民の動物に対する関心は同じ種である人間の子供に対してよりも高い.