コウモリからの感染症

病原体

疾  患  名

ウイルス

狂犬病、エボラ出血熱、ニパウイルス感染症、ヘンドラウイルス感染症、MERSSARS



2015年の韓国におけるMERSの流行(wikipedia)

MERS(Middle East Respiratory Syndrome)

2012年9月22日に英国よりWHOに対し、中東へ渡航歴のある重症肺炎患者から後にMiddle East Respiratory Syndrome Coronavirus(MERSコロナウイルス)と命名される新種のコロナウイルス(以下、MERS-CoV)が分離されたとの報告があって以来、中東地域に居住または渡航歴のある者、あるいはMERS患者との接触歴のある者において、このウイルスによる中東呼吸器症候群(MERS)の症例が継続的に報告され、医療施設や家族内等において限定的なヒト−ヒト感染が確認されている。

MERS : コウモリ→ヒトコブラクダ→ヒト→ヒト


人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第168回) 2005.12.5

SARSコロナウイルスとエボラウイルスの自然宿主

 もっとも典型的なエマージングウイルスであるSARSコロナウイルスと エボラウイルスの自然宿主について、あいついで報告が出ました。 最初はSARSコロナウイルスについて2005年の9月から10月にかけて2 つの研究所から発表されました。ついで12月にはエボラウイルスにつ いて報告されました。両ウイルスの自然宿主はいずれもコウモリでした。

SARS : コウモリ→イタチアナグマ、タヌキ、ハクビシン→ヒト→ヒト
EBOLA : コウモリ→サル?→ヒト→ヒト


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