病原体の検出(PCR)
203室より採取されたダスト(#6)からMHVのゲノムが検出された。
204室より採取されたダストからはMHVのゲノムが検出されなかった。
しかし、204室のダストから別の株が検出されない限り、個人的には、汚染拡大の根源は、204室の可能性が高いと言える。
(長崎大学動物実験施設 大沢一貴氏の協力による)
塩基配列の解析結果
203室より採取されたMHV株(Au株)N領域の塩基配列が決められた。
分子系統樹(簡易)をみると、KM大学で流行した(KX1, KV306)群(国内流行株)とは明らかに別の株である。
MHV-2(国外分離株)に比較的近縁の株である(93%)。
(長崎大学動物実験施設 大沢一貴氏の協力による)
Yamada, Y S., Comparative Medicine 51(4)