半球を越えて 果てしないパンパに アロスの穂がなびく アジアのモンスーン地帯から日本へ 半球をへだてた この地ウルグアイに 我がみちのくに繋がる この稲作の道 この稲が教えてくれた 家族の絆を 仲間の連帯を 民族を越えて燃える 大地の祈りと創造の喜び この思いとどけ 日本東北の町や村に 北の土と農民の胸に (パンパ=草原、アロス=稲・米)
| ![]() 枝豆農家の長女マリアナに小町娘の衣裳を着せて記念撮影 「枝豆の里」のポールは私の作品です |
![]() ベジャウニオン小学校にて孫の小学校から送られた作品を説明しているところ。 |
2年間お世話になったベジャウニオン市に小学校7校、中学校2校、高校1校あったが、女性の校長が7人なのに驚いた。
日本では男女共同参画推進が今進行中で、その成果は上がっていないが、ウルグアイではすでに達成している感じだ。 私の職場も民主的で、理事長、部課長、一般職員との間に差別無く対等で、なごやかな雰囲気に包まれ、 何のトラブルもなく一度も不快な思いをしたことも無く、楽しい仕事ができたことに感謝している。 これも地方都市の田舎暮らしだからこそ人情が心にしみる生活ができたのであり、首都モンテビデオでは味わえなかったかもしれないと思っている。 |
![]() 中央が踊りの名手マリアナ(14才) |
郷愁のカーニバル 南半球ウルグアイ国 北のベジャウニオン 夏に咲く農耕文化の華 カーニバルの始まりだ 共存する多民族の人々 一つのリズムに溶ける 遠い故国への慕情に 血を湧かしながら 厳しい労働と 不屈の魂で磨き上げてきた 情熱のリズム 官能の踊りだ 夏の夜空に夢は燃え 日本東北へ飛翔する 瞼の裏によみがえる 艶やかな手と指の動き 優雅なその足の運びに秘められた甚句の思い ニシモナイ ボンダンス 日本とウルグアイの 両国に通い合うもの 農業生産の場で 民俗芸能の舞台で 燃える不滅のエネルギー われら地球民の祭典こそ あのカーニバルの源泉だ |
![]() ダニエルとブランドンが日本の我が家を訪問 |
今でも私の誕生日には「コンプレ・アニオン」(誕生日おめでとう)と国際電話で近況を報告してくれるのが、何より嬉しい。 秋田県でも従来のミネソタ大学秋田校が、国際教養大学に昇格し、世界に通用する人材育成を地方から発信しようとする時代である。 私も一県民として、今までの経験や知識を生かして、残された人生を日本、ウルグアイ両国の国際交流の架け橋として、心のこもった 草の根運動に取り組んでゆきたい。 |