産業革命
安定した国内において家内手工業が機械と多くの労働者を得て大規模工場に変化
1760年頃のイギリスに始まり、1840年頃までに西ヨーロッパ諸国へ波及
農業形態の変更で農業労働者が都市へ流入
植民地からの原料の輸入(アメリカ、インドからの綿花)
蒸気機関の発明(ワットら)、自動織機の発明
大量の綿織物
綿織物漂白のためのさらし粉の開発
塩素の発見(1774年 スエーデンの薬剤師 シェーレ)、塩素の漂白力発見(1785 仏の化学者 ベルトン)
さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)の開発(1799年 英 チャールズ・テナント)
このさらし粉に消毒効果のあることを発見し産褥熱の予防に使用(1847年 ハンガリー産婦人科医 ゼンメルワイス)
綿織物染色のための合成染料の開発
1834年 ランゲが製鉄の副産物コールタールからアニリン(合成染料)と石炭酸を得る
石炭酸の消毒効果(1867年 リスター ランセットに発表 複雑骨折の外科手術用殺菌剤として使用)
合成染料
アニリン紫(1856年 英 パーキン)・・・紫は王族の色(1gの染料に9000個の地中海産小貝が必要)
本当はマラリアの特効薬
キニーネ
を合成しようとした。
抗マラリア薬クロロキンが合成されたのは1994年
アリザリンレッド(1869年 独 グレーベとリーベルマン)・・・アカネ科植物の根からとったアリザリン(赤)はミイラの包帯に使用
インジゴブルー(1880年 独 バイヤー)・・・藍、ジーパンの染色