レイチェル・カーソン(アメリカ、海洋生物学者 1904〜1964)
沈黙の春
DDTを代表とする除草剤による環境の破壊。
人間は自然を支配したのではなく、自然の一部にすぎない。
だから人間以外の自然を、もっと大切に取り扱わなければならない。
そのため汚染を減らし、野生生物の生息地を保護し、絶滅に瀕している種を救う必要がある。
ピーター・シンガー(オーストラリア、哲学者)
動物の解放(Animal Liberation)
功利性の原理に立脚し、種差別撤廃を主張。
人間と動物に違いがあるが、苦痛に関する道徳的配慮に関しては種差別すべきでない。
動物には動物権があり,動物と人間を区別することは,人種差別や男女差別と同様に許されないものである。
トム・リーガン(米国の哲学者)
動物の権利擁護論
人類の幸福のために苦痛を最小化して実験しても、動物実験が動物の生きる権利を奪っていることに変わりはない。
生きている主体という点では動物と人は同じなので、動物を人間的に扱うべきである。
肉食が動物の命を奪っているので「菜食主義」は動物的義務である。
Animal Liberation Front (ALF)
一部の人にとってはこの考え方は、人間の抑圧から動物を解放することと受け取られた。
動物の命を救うためなら、法律を犯したり、他人の財産に損害を与えることもいとわない。
奪われし未来(Our Stolen Future)
シーア・コルボーン
野生生物の減少をもたらしている最大の原因は外因性内分泌かく乱物質(いわゆる環境ホルモン)
男性の精子数の減少などヒトで生殖障害を引き起こしている可能性を動物実験により言及
未来を奪われないために・・・・化学合成物質の安全性を確認する(動物実験、代替法)
環境ホルモンを含む化学合成物質の乱用を食い止める