学位申請一覧:博士
1.学位の種類と申請資格
1)学位の種類
本研究科医学専攻において取得できる学位は「博士(医学)」であり、「博士(甲)」と「博士(乙)」の2種類がある。
「博士(甲)」は大学院医学系研究科医学専攻の課程を修了した者に授与されるもので、「課程博士」とも呼ばれる。
「博士(乙)」は別に示す一定の医学研究歴を持ち、学位論文を作成するとともに、学力確認の結果、博士課程を修了した者と同等以上の学力を有すると認められた者に授与されるもので「論文博士」とも呼ばれる。
2)申請資格
1.博士(甲)
医学専攻に4年以上在学し、30単位以上を修得した者。
ただし、在学期間に関しては、優れた業績を上げた者については、当該課程に3年以上在学すれば、学位を申請することができる。
※前記ただし書きを適用する場合は、「秋田大学大学院医学系研究科における在学期間の短縮に関する申し合わせ」に定める手続きと判定が必要である。
2.博士(乙)
別に定める研究歴の要件を満たし、本研究科が課す外国語試験に合格した者。
2.学位審査の方法等
(1)学位審査の方法
学位審査は「課程博士」、「論文博士」とも同様な方法で行われる。
専攻科委員会は、学位申請者ごとに学位審査委員会を設置する。学位審査委員会は、「課程博士」申請者の場合は論文審査及び最終試験を、「論文博士」申請者の場合は論文審査及び学力確認を行う。
(2)最終試験及び学力確認
「課程博士」申請者に対する最終試験及び、「論文博士」申請者に対する学力確認は、いずれも提出された学位論文を中心として、口頭発表及びこれに対する試問の形で公開で行われる。
(3)審査結果の判定
学位論文審査並びに最終試験又は学力確認の結果は、学位審査委員会から専攻科委員会へ報告され、専攻科委員会は、この報告に基づいて合格・不合格を判定する。
研究科長は、この判定結果に学位論文の要旨及び判定資料を添えて学長に報告する。
(4)学位の授与
学長は、研究科長からの報告に基づき学位授与の決定を行い、所定の学位記を授与する。
学位の授与は「課程博士」、「論文博士」共、9月及び3月に行われる。
(5)学位論文等の公表
学位論文として提出する論文は、審査のある雑誌に掲載された原著論文又は掲載受理証明のある原著論文原稿とする。ただし、印刷公表されていない論文で学位を授与された者は、その学位授与の日から1年以内にその論文を印刷公表しなければならない。その際、研究科長の承認を受けて、学位論文の全文の代わりにその内容を分割あるいは要約したものを印刷公表してもよい。共著論文として印刷公表する場合は「(5)学位論文」を参照すること。
(6)学位論文内容要旨等の公表について
学長は、学位を授与したものについて、「学位論文内容要旨」及び「学位論文審査結果の要旨」を速やかに公表する。
3.学位授与までのプロセス
(学位審査委員会は学位論文の審査及び最終試験又は学力確認の結果を専攻科委員会へ報告)
学位申請の手続き等に関する問い合わせ先は、次のとおり。
〒010-8543秋田市本道1丁目1の1
秋田大学医学部学務課大学院係
電話018-884-6031、6032
4.学位申請の手続き
(1)「課程博士」
医学系研究科医学専攻学生は、4年間の課程修了に先立ち、学位論文を作成する。
指定された日時までに、以下の書類を提出し学位論文の審査を申請する。
| 学位論文審査願(所定用紙) | 1部 |
|---|---|
| 学位論文 | 1編3部 |
| 掲載受理証明書 | 1部 |
| 学位論文内容要旨(所定用紙) | 3部 |
| 論文目録(所定用紙) | 3部 |
| 学位論文が共著の場合は他の共著者の同意書(所定用紙) | 1部 |
| 履歴書(所定用紙) | 1部 |
(2)「論文博士」
「論文博士」の学位審査を申請する時期は、6月と1月を原則とするが、これ以外にも必要に応じ、専攻科委員会で臨時に時期を設定することがある。
学位申請に当たっては、指定された日時までに、以下の関係書類を提出する。
| 学位申請書(所定用紙) | 1部 |
|---|---|
| 学位論文 | 1編3部 |
| 掲載受理証明書 | 1部 |
| その他の発表論文(研究期間中に発表した論文で別に定めた「研究業績」を含むこと) | 1編につき3部 |
| 学位論文内容要旨(所定用紙) | 3部 |
| 論文目録(所定用紙) | 3部 |
| 履歴書(所定用紙) | 1通 |
| 戸籍抄本 | 1通 |
| 最終学校の卒業(修了)証明書(本学卒業者は不要) | 1部 |
| 研究歴(所定用紙) | 1部 |
| 研究歴(研究内容を含む)証明書(所定用紙)/本学において研究を行った者は不要 | 1部 |
| 学位論文審査手数料 | 57,000円 |
| 学位論文が共著の場合は他の共著者の同意書(所定用紙) | 1部 |
※審査のため必要があるときは、学位論文の副本、訳文、模型又は標本等の資料を提出させることがある。
5.学位論文
学位申請論文は、申請者単独又は共著者数名以内の論文1編とし、審査のある雑誌に掲載された原著論文、又は掲載受理証明のある原著論文原稿とする。
共著論文の場合は、学位申請者が筆頭著者であること。ただし、著者の記載順序を特別に指定している雑誌等に掲載された論文でこの条件を満たせない場合はその旨を明記する。
また、筆頭著者がその論文で学位を申請することを、他の共著者が同意する旨の書類を提出する。この同意書は、論文がすでに公表されている場合は論文審査申請時に提出する。論文が学位取得後に印刷公表される場合についても、学位申請時に提出する。
学位論文は、秋田大学学位規程により一編に限られている。しかし、学位を申請する論文の研究成果が分割され、複数の論文として発表されている場合は、それらのうち学位申請論文以外のものを「学位関連論文」として提出することができる。
学位論文は、英文とする。
6.外国語試験
「論文博士」の学位を申請する者には、研究遂行上必要な基本的語学力の試験を行う。日本人受験者には英語の1か国語について、外国人受験者には英語、日本語のうち受験者が選択する1か国語について試験を行う。外国語試験に合格していない者は学位を申請できない。
7.研究歴及びその認定
「論文博士」の学位を申請する者は、大学又は権威ある研究所等において行われるものと同等以上の方法で、医学に関連する研究を行った研究歴(研究期間とその間の業績)を必要とする。
この研究歴は、学位審査委員会で審査され、さらに専攻科委員会で判定される。
(1)研究期間
医・歯学及び6年課程獣医学系大学卒業者
| 構造機能系、病理病態系、社会医学系 | 5年以上 |
|---|---|
| 内科系、外科系 | 6年以上 |
医・歯学及び6年課程獣医学系大学以外の大学卒業者
| 構造機能系、病理病態系、社会医学系 | 7年以上 |
|---|---|
| 内科系、外科系 | 8年以上 |
旧医学専門学校卒業者
| 構造機能系、病理病態系、社会医学系 | 7年以上 |
|---|---|
| 内科系、外科系 | 8年以上 |
短期大学・専門学校卒業者
| 構造機能系、病理病態系、社会医学系 | 9年以上 |
|---|---|
| 内科系、外科系 | 10年以上 |
上記以外の学歴及び外国における学歴を有する者の研究期間については、その都度学位審査委員会で審査し、専攻科委員会で判定する。
※この研究期間のうち、2年間以上は秋田大学医学部において研究に従事することとし、この間の身分は、教員、教務職員、大学院学生、大学院研究生、学部研究生、医員、医員(研修医)、外国人客員研究員、中国医学研修生及び外国人受託研修員のいずれかとする。
(2)研究業績
学会誌又は同等以上の雑誌等に掲載された医学に関連する原著論文(症例報告を含む)を2編以上(うち1編以上は論文申請者が筆頭著者であること)提出する。掲載予定の論文の場合はそれを証明する書類を添付する。
また、原著論文(掲載予定の場合を含む)の提出に当たっては、その掲載(予定)誌が正式な審査機関を有するものであることを明らかにする文書(様式任意)の添付が必要であり、学会誌は学会名を記載する。