重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)

  1. 病原体

  2. 人への感染源となりうる動物

    • 野生のアライグマがマダニを介しイヌやネコにSFTSウイルスを感染させる(日本アニメ・アライグマラスカル→野生化)。
    • 特にネコはSFTSウイルスに対して抵抗力が弱く発症しやすい。

  3. 人の症状と感染経路

    • 2013年1月に国内で初めて罹患が報告される。関西以西に発生。2016年岩手県で採取したマダニからSFTSウイルス分離。
    • 感染経路はウイルスを保有したペットのイヌやネコからマダニ(フタトゲチマダニ)を介してヒトが感染することがある。
    • 2016年10月にネコに咬まれた50代の女性がSFTSで死亡していたことが2017年7月に判明(厚生労働省の発表)。
    • 1〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、下痢、腹痛)。
    • 頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血などの出血症状。
    • 白血球減少、血小板減少、AST、ALT上昇。致死率20%。

  4. 治療法

    • 現時点で有効な治療法がない。

  5. 動物の症状

    • ネコで人と同様の症状示す。