デング熱
病原体
フラビウイルス科のデングウイルス
動物での感染
デングウイルスは
ヒト以外ではサルにしか感染は認められず、
自然界においては熱帯地の森林に生息するサルと蚊の間で感染が繰り返されている。
ヒトでの感染
デング熱は急性熱性疾患であり感染後2〜7日の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、関節・筋肉の痛み、吐気嘔吐、皮疹、白血球減少などの症状を示す。
1週間以内に快復し予後は良い。
治療・予防 対症療法:解熱剤、水分摂取
発生流行事例
わが国においても1943年から1945年にかけて長崎、大阪などの港湾都市で数千人に及ぶデング熱患者の発生が記録されている。
2013年にわが国のみ訪問したドイツ人が帰国後デング熱にかかっていたとの報告があった。
今後、地球温暖化が進行した場合、わが国にデング熱ウイルスが常在する可能性も示唆されている。
2014年9月3日 毎日新聞
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